fragment

兄が進学で上京する前日。

つづく。

高一の春。
言い返せないので言われたい放題。
要はソロに選ばれなかった先輩の逆恨みの八つ当たりを真に受けて吹けなくなったって言う。
飯喰えないほどショックだったって言う。
この後ちろるは入院→水杜に転校するので結局ソロは他の人がやって
言った本人も大学合格したしもう良いんじゃ無いの?
っていうのが屋上の1枚目に薄っすら書いた兄の言葉。

９歳と１９歳。

つづく。

ミルッヒ＝ドイツ語でミルク。
母の名前は｢はすはな｣。一人っ子。
父は｢げんた｣。三人兄弟の一番上。下に弟と妹。
母曰く、ちろるの声はあまりにも可愛いから神様が持ってっちゃったとか。
チロルに落ち着いたのは多分ヴァレンタイン生まれだから(其れもどうなの
ちろるのネーミングセンスは母譲りかもしれない…

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追加でオマケで兄の名前の由来。
思いついたから書いて置く。

ベートーヴェンの第九、｢歓喜の歌｣から。
なので本当は｢九歌｣もしくは｢九謡｣にしたかったのだけども
｢うた｣の字が女っぽいと言う理由で爺に却下されたので今の字に。
なので｢くう・た｣じゃなくて｢く・うた｣って言う。
どうでも良いといえばどうでも良い(笑

初夏の後日譚其の参。

つづく。

高一の初夏。

つづく。

翌日くらい。

つづく。

7歳と17歳。

つづく。

４歳と１４歳。

つづく。